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住宅ローンを組む際はいろいろな条件があります。その1つに年令制限があります。

多くの金融機関が返済終了年令に上限を設けています。
ですので60才で30年のローンは組めません。

そんなときに便利なのが「親子ローン」です。「親子ローン」とは親子が連帯してローンを返済していく方法です。
民間、公庫ともにありますが、公庫の場合を例にとって紹介します。
公庫の場合は子どもの借入申し込み時の年令を基にして返済期間を選べます。例え親が60才であろうと30年ローンは組めることになります。

ただ、問題点も考慮しておきましょう。
もし将来、「子ども自身の結婚」などなにかの理由で新たに家を購入しようと思ってもローンが組めないのです。
理由は子どもは親子ローンの連帯債務者になっているからです。
金融機関は住宅ローンが残っている人には新たに住宅ローンは組んではくれないのです。

また、少ないとは思いますが、もし親子でトラブルがありケンカなどして子どもが独立した場合、支払い能力がなくなることです。

人生はなにが起こるかわかりません。親子ローンを組むときは親子で揃って契約書に署名をします。このときに親と子どもともに強い意識を確認することが大切です。

親子ローンは親子の絆のバロメーターにもなります。

不動産会社のチラシ広告を見ていますと「頭金ゼロ円より」といった表示を見かけることがあります。しかし私はあまり関心しません。

住宅ローンは超長期にわたり返済しなければならないものです。そのローンを組むのに頭金が用意できないのはローンを組む資格がない、とさえ私は思っています。

人により月々の支払額の限度額は違って当然です。一般的には収入の20%までと言われていますが、遊興費などにあまりお金を使わない人が20%を越えていても問題がある、とは言えません。

しかし「頭金」はきちんと用意できていなければなりません。「ローンの大半は頭金できまる」とさえ私は思っています。

ローンを払い続けるのに必要なのは日々の計画性です。つまり頭金を貯めることができる計画性があるか、どうかがローンを組む資格があるか、どうかにつながっていくのです。

不動産会社は家を販売するのが仕事ですからどんなローンであろうが契約をしようとするものです。例えば、ある金融機関で断られても違う金融機関に依頼したりします。条件さえ気にしなければローンは組めます。
しかし何度も言いますが、ローンは長期間返済するのが義務です。その義務が果たせないならローンは単なる借金でしかありません。

あなたは住宅ローンに頭金がつけられますか?

住宅を購入したときは税金を軽減することができます。これは政府が景気対策の一環として行っているものです。つまり景気をよく
するためには「国民にお金を使ってもらう」ことが最もよい方法だからです。
例えば晩ご飯のおかずにコロッケを買ったときはそれだけで終わってしまいますが、家を買ったときはそれに伴い「家具や調度品を
買う」などし、その波及効果はとても大きいものとなります。それが狙いです。
当然、購入者にとっても減税は得になることです。
具体的になにが得になるかと言いますと、所得税が安くなります。ですから家の購入を考える場合は税金軽減の視点も持って検討し
ましょう。税金の軽減は「ローンを組んだときにのみ」恩恵を受けられます。仮に「ローン利用を考えていない」方でも所得税の軽
減を考えますとローンを利用したほうが税金を安くできる場合もあります。そのような方には金融機関は「喜んでローンを提供した
い」と考えていますので一度足を運ばれることをお勧めします。
ご注意いただきたいことは、ローンに対する税金軽減は一定の条件があることです。例えば
・親や親族からの借入でない
・返済期間が10年以上
・建物の面積が50平方メートル以上
など細かい条件がありますので、それらを調べたうえでローンを利用すべきかどうか考えましょう。
少しの面倒が大きなメリットをもたらします。

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