住宅ローンの解説: 2007年12月アーカイブ

旧住宅金融公庫などの公的な住宅ローンや銀行の住宅ローンは確かに金利が安くておトクです。ですが金利が安いということはそれだけ信用状態の良い人にしか貸し付けをしないということでもあります。つまり審査の基準が厳しいのです。そのため、極めて一般的な社会人として生活している人でもこれらの金融機関の基準を満たしていないというだけの理由で住宅ローン融資を受けられないという例は枚挙に暇がありません。

さて、公的機関でもなく、銀行でもないところでも住宅ローン融資を受けることが出来ます。特にカテゴリーを表す名前がないので、ここでは民間企業と呼びます。ここで言う民間企業とは、住宅ローンを専門に行っている金融会社や、一般顧客むけに金融業を行っている会社のことです。

おそらくこれを読んでいる皆さんにも心当たりがおありだと思いますが、安心出来る住宅ローンは公的機関や銀行で、そうでないのは民間企業というイメージをお持ちではありませんでしょうか。また一時社会問題になったゆとり返済を含む変動金利型住宅ローンと固定金利型住宅ローンを比較してみて、より安全な固定金利型は公的機関や銀行で、それ以外は変動金利型…という具合に、とにかく民間企業の住宅ローンはそれあくまでも他で断られた時に仕方なくたどりつく存在でしかありませんでした。

そんな民間企業の住宅ローンが今となっては大きく注目を集めています。まず、注目のポイントは使いやすいこと。住宅ローンは高額のローンですから、審査に時間がかかってしまったり、保証料などの諸経費までもが高額になってしまったりします。民間企業の住宅ローンはこれらの点について実によく考えられています。審査の時間が大幅に短縮されていたり、諸経費のあらゆる部分で分かりづらい料金がかからないように工夫されています。

また、民間住宅ローン以外では問題になりやすいローンの割合についても、民間住宅ローンではかなり柔軟に対応してくれます。審査の厳しい金融機関では頭金が物件価格に対して一定の割合で無いとローン審査が通らなかったりすることがありますが、民間住宅ローンでは購入か価格の100%まで融資してくれるものや、他の住宅ローンで足りない分についてのローンを組ませてくれるものもあります。

また、自営業者など収入が安定しない、若しくはそう思われがちな仕事の人は住宅ローンが通りにくいと昔から言われてきたのですが、この部分についても民間住宅ローンは非常に柔軟で、「収入はあるのに住宅ローンが組めない」という人にとっては大変役に立つ住宅ローンとなっています。

このアーカイブについて

このページには、 2007年12月 以降に書かれたブログ記事のうち住宅ローンの解説 カテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブは住宅ローンの解説: 2007年11月です。

次のアーカイブは住宅ローンの解説: 2008年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページ で見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページ で見られます。